こんにちは! この度、私たちの取り組みが日経ビジネスで取り上げられました。

記事はこちら「OpenAIは反面教師、NPO経営に学べ アクサは人材育成のノウハウ取り込み」(2025年7月21日号の紙面でも掲載

今回の記事では、営利企業とNPOの関係性、そしてビジネスリーダーがNPO経営に参画することの意義について取り上げていただきました。記事に関連して、World in Youからのメッセージを書いてみます。

 

NPO経営に企業人材が参画することは、「四方良し」

World in Youでずっと伝えてきたのは、NPO経営に企業人材が参画することは、みんなにとって良いことだということです。

  • 経営に関わるビジネスパーソン本人の人生やキャリアにとって:社会に開かれた経営人材として成長・活躍できる
  • 参画先のNPOにとって:NPOは外部からの新鮮な視点で、組織を次のステージに成長させられる
  • 企業の価値にとって:経営への参画を通じて、人的資本がしっかり育つ。企業は、内部に閉じないリーダーたちが価値創造を牽引できる
  • その先の社会や地球にとって:より良い社会づくりにアンテナをはり行動し、力をあわせあう組織や人が増える

この動きに加わる仲間が増えていくために、私たちはボードフェロープログラムをはじめとした取り組みを続けてきました。

 

「生の情報」が、センスメイキングを育てる

記事の中で、アクサの安渕聖司社長がこう述べています。
「経営者は形になったリポートを見ることに慣れがちだが、体系化されていない生の情報をインプットして消化するのは新しいトレーニングになる」

これはそのとおりで、生の情報をインプットすることは、センスメイキングにつながります。

センスメイキングとは、意味を成す力ですが、現状認識をアップデートし続け、現在地を示す地図を描くことで、これから目指す方向を描くもとになる力です。整理された情報だけでなく、混沌とした生の情報に触れることで、自分なりに意味を見出し、状況を理解する力が養われます。これは新しいビジネスや取り組みの芽を見つける機会にもつながる力でもあります。

World in Youでは、企業向け研修などで、分散型・越境型リーダーシップをお伝えし実践する後押しをしていますが、分散型リーダーシップでは変革を起こす4つの力の1つに、センスメイキングをあげています。センスメイキングは、越境することでチャンスが増えます。

営利企業にとっては、これまで負の外部性として企業活動のスコープ外においてきた様々な観点を再び取り戻していくことが、投資家をはじめステークホルダーからの要請、そして、そもそも企業活動を続けるための地球や社会の持続可能性のために、まったなしです。
社会課題の最前線にいるNPOの経営に参画することは、広がりと深さを持って、社会的価値創造を捉える、素晴らしい機会なのです。

今回、日経ビジネスに取り上げていただいたことで、より多くのビジネスリーダーの皆さんに、NPO経営との協働の価値を知っていただけたら嬉しいです。

World in Youは、これからも「境界を越えた共創」を通じて、人と組織、そして社会の変革を支援していきます。

少しでもご興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください。一緒に、新しい可能性を探っていきましょう!

補足: ビジネスリーダーがNPOを知ることのメリットは、安渕さんを山本がインタビューさせていただいた記事もご覧ください。(東洋経済オンライン「企業リーダーは本気でNPO運営にかかわるべきだ」)

ボードフェロープログラム第4期:NPOの経営課題を議論してきた皆さんと

 

 

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