World in Youは「世界の誰でも どこからでも より良い社会づくりに力を発揮しあう世界」を目指し、非営利組織、企業、ビジネスリーダーに、より良い社会を目指して共創する体験型学びの機会を提供してきました。

ボードフェロープログラム」は、ビジネスリーダーと非営利組織の経営陣が、社会課題解決事業の経営について本質的な議論・協働を通じて、社会にインパクトをもたらすリーダーシップを磨く、6か月間の実践・体験型プログラムです。本プログラムを通じ以下のニーズの解決を目指します。

  • 社会の課題解決:複雑な社会課題を解決するためには、多様なセクターが主体的に互いの視点・経験・リソースなどを活かし合うことが不可欠です。
  • 企業の成長:持続可能な経営のためには、社会における企業の存在意義が問われています。事業アイディア、インパクトを創出するには、社会課題を捉え、ソーシャルセクターと本質的な協働をすることが求められています。
  • 個人の成長:人生100年時代、働き方や生き方が多様化する中で、活躍し続け社会に貢献し続けるには、目の前の仕事や関係性に留まらず、多様な価値観や立場の人と協働することが大事です。

「ボードフェロープログラム」の特徴

  • 参加者が参加団体のボードメンバーになった想定で、団体のリーダーたちと共に、彼らがリアルに向き合っている課題を議論します。多様な参加者の視点や経験を団体の成長のために活かし、プログラム後も続くつながりを育みます。
  • ソーシャルセクターの経営やガバナンスについて体系的に学びます。ガバナンスと聞くと統治や管理監督をイメージする方も多いですが、ボードをはじめとするガバナンスの仕組みは、単に不正を防ぎリスクをマネジメントするだけでなく、より良い社会づくりに人々が力を発揮しあう場・メカニズムとして重要です。
    (参考:『非営利組織のガバナンス』山本未生/World in You (WIT)訳、英治出版、2020年)
  • 2023年度は「多様なバックグラウンドや状況の若者が選択肢を広げ、本来の力を発揮できる社会づくり」に取り組む団体に焦点をあてます。
ボードフェロープログラム賛同人からのメッセージ
「多様な人々が当たり前に混ざり合い、それぞれの個性を尊重する。誰も取り残さない社会のために、社会問題へのNPOの取り組み・視点を自分事として学び、行動できる人が、このプログラムを通じて増えることを期待しています。」
― 安渕 聖司、アクサ生命保険株式会社 代表取締役社長兼CEO

 

「企業人がNPOの経営運営に関わる意義、リーダー成長へのメリットとは?!
World in You代表山本が東洋経済オンラインに寄稿した安渕氏のインタビューもご覧ください。
参考:
・代表山本のnote記事「なぜボードフェロープログラムをはじめたか」
・note記事「ビジネスリーダーがNPOの経営・ボードに参画すべき理由」

 

2023年度 参加団体

今年度参加する非営利団体は、「多様なバックグラウンドや状況の若者が選択肢を広げ、本来の力を発揮できる社会づくり」に取り組む団体です。生まれ育った環境やアイデンティティの違いに関わらず、お互いを尊重し活躍しあう社会をつくるためには、様々なステークホルダー・関係者が力を合わせることが不可欠です。当事者に寄りそいながら事業を立ち上げてきた3団体の経営陣と、さらにインパクトを深め延ばしていくための成長に向けて、共に向きあいたい方とご一緒したいと考えています。

以下の団体から経営を担うメンバーが3名ずつ参加します。

親や身近な大人を頼れない15〜25歳くらいまでの若者が孤立せず、自立にむかえるよう、若者の社会サンカクを応援している。生きていく意欲、何かに取り組もうとする意欲を失ってしまった若者へ丁寧に伴走し、若者が社会との繋がりを得て、安定した生活を送り、自分らしく生きていくことができるように居場所作り、仕事と住まいのサポートに取り組んでいる。また、地域や企業の大人もこの活動に「サンカク」し、若者も大人も年齢や立場、肩書きを超えて、支え合うつながりを作っている。

 

「プログラマーはこうでなくてはならない」「女の子は理系科目は苦手」といったステレオタイプを取り除き、IT・STEM分野で世界に羽ばたく女性を増やすため、 プログラミング学習の機会やアプリコンテストなど様々な活動を実施しています。 将来グローバルな舞台で活躍することを見据え、 女子高生がICTへの興味関心を持ち、コーディングなどのハードスキルだけでなく、 積極性やアピールなどのソフトスキルも身に着けられるよう、 テクノロジー分野で活躍するための総合的支援を行っている。

 

難民認定の厳しい日本で、難民一人ひとりがキャリアや人生の目標を追求できる道筋を、多様なセクターとの協働を通じて目指している。難民人材の強みを、日本企業のダイバーシティ推進・イノベーション創出に生かす人材紹介サービス「JobCopass」、育成機会を提供する「育成事業」、強みを生かした価値創造を行う「共創事業」を運営。

2023年度 参加者募集(個人・企業派遣含む)

募集人数: 15名程度(最少催行人数:12名)
先着順・面談あり。7月24日(月)一次締切、8月14日(月)最終締切

プログラム説明動画: (約15分)

企業やその他セクターのリーダー(企業派遣・個人参加が可能)を募集しています。
このような方に参加をおすすめです:

  • 自分の想いや経験を活かし、社会の課題解決に自分ごととして貢献したい方
  • 社会課題や非営利組織についての学びやネットワークを、ご自身の企業や仕事に活かしたい方
  • 参加団体の経営陣と共に、団体の存在意義や組織のあり方に向き合い、長期的な関係性を築きたい方
  • 人生100年時代、働き方や生き方が多様化する中で、目の前の仕事や関係性に留まらず、多様な価値観や立場の人と協働したい方

*過去の参加者の例:経営者、大手企業サステナビリティ/CSR部長、次期役員候補、新規事業企画者、弁護士、会計士、議員、大学教授、非営利団体の代表、大学院生など

 

参加者の声・プログラム詳細

2021年度は「こどもを産んだ後も女性が本来の力を発揮し続けられる社会の実現」、2022年度は「多様な生き方やライフステージに合わせて、一人ひとりが社会で活躍し続けられる女性の働き方」に取り組んでいる団体に焦点をあてました。

参加者の声やプログラムの詳細は、ボードフェロープログラム 〜プログラム概要と第1-2期開催レポートをご覧ください。

 

2023年度 プログラム実施日時(予定)

プログラムの柱は、6ヶ月にわたって、月1回の全員で学び・議論する場と、月1回各団体の模擬ボードミーティングとして団体の経営課題に関して話し合う場です。
それ以外に、任意参加の機会として、他団体をゲストに迎え社会課題について理解を深める勉強会、ガバナンスに関する対談、参加者の関心あるテーマを持ち寄る場などを予定しています。

以下、①②は参加者全員必須参加で、③④は任意参加となります。プログラムは全てオンライン(Zoom)で実施しますが、対面で会う場(任意)も検討しています。
参加必須部分にかかるコミット時間の目安: 最低毎月6時間ほど(全体セッション3時間+その準備1時間+模擬ボードミーティング1.5時間+その準備30分)

プログラム詳細に関してはボードフェロープログラム 〜プログラム概要と第1-2期開催レポートをご参照ください。

① 全員が集まる全体セッション(参加必須)

全体セッションは、ソーシャルセクターのガバナンス、経営、社会課題解決に関する知識習得や団体のケースを用いたグループワークを中心とする。(月1回3時間。開催日時は下記)

オリエンテーション 2023年8月30日(水)19時半-21時
全体セッション#1 9月2日(土)10-13時
全体セッション#2 10月14日(土)10-13時
全体セッション#3 11月18日(土)10-13時
全体セッション#4 12月9日(土)10-13時
全体セッション#5 2024年1月13日(土)10-13時
全体セッション#6 2月17日(土)10-13時

② 団体による模擬ボードミーティング(参加必須)

各団体が模擬ボードミーティングを開催。団体のリアルな経営課題について参加者と議論する。(月1回90分。開催日時は参加メンバー内で調整)

③ 個人によるテーマオーナー・セッション(任意参加)
参加者個人が関心あるテーマを持ち寄り、お互いの視点や強みを活かして議論を深める。(開催日時は参加メンバー内で調整)

④ World in Youによる講演会や登壇イベント(任意参加)

  • 各期のテーマ分野で活動する様々な団体との対談イベント(月1回程度)
  • ボード、ガバナンス、リーダーシップなどに関する勉強会や対談イベント

その他(任意参加)

  • 参加団体、企業や個人との関係性・協働発展のためのWorld in Youによる伴走
  • プログラム後も有機的な協働や関係性の発展をゆるやかに続ける
  • プログラム期間中およびその後1年間、World in Youが開催する研修やイベントへの無料ご招待

本プログラムから得られること

企業や多様なセクターからの参加者:

社会課題を自分ごととして捉え、社会に開かれたリーダーとして成長・貢献する。

学び:
・社会課題に取り組む非営利団体の実態、彼らの置かれている立場や考えを知れる。
・体系的に非営利セクター・団体について、海外の知見や企業との違い・共通点などを学ぶ。
実践:
・自分の強みや経験が非営利セクターでどう活かせるか実践し、貢献できる。
・多様な分野・セクターの人達と議論する中で、自分の視点の特徴を理解できる。
出会い:
・社会課題に取り組む経営陣の思いや葛藤をリアルに知れる。
・共通した思いや社会課題への関心のある多様な人たちとその後も続く関係性ができる。

 

参加非営利団体:

ミッション達成に向けてより本質的な意思決定をする力を磨き、仲間を増やす。

学び:
・ガバナンスを体系的に学び、経営・ガバナンス目線を磨く。
・海外の知見、非営利と企業の違いや共通点を学び、団体に活かす。
・組織やリーダーシップのあり方を内省する。
実践:
・経営目線で考える人が団体内に増え、代表一人に寄りかからず、チームで共通言語を持つ。
・多様な経験をもつ参加者と経営課題を率直に話し、新たな視点や問いに気づく。
出会い:
・相談・共創できる関係性の土台ができ、アドバイザーや理事などの候補が見つかる。
・他の団体について知ることで、自団体の特徴や性質を再認識する。
・自団体や自身を客観視することで、自信や励みになる。

 

参加費

本プログラムは、参加する団体、企業、個人から参加費をいただいています。非営利組織向けのプログラムには、無料や低価格で参加できるものも多いですが、非営利組織にも対価をいただくことで、参加する皆さまとコミットしあいたいと考えています。ガバナンス分野の研修にとどまらず、継続的な経営の伴走ができる関係性を目指しています。
以下の3段階の参加費の設定をしています。

① 奨学枠団体を応援する、恩贈り価格: 30万円から

② 一般価格:30万円(5万円/月×6ヶ月)

③ 奨学枠: 応相談

※企業や個人スポンサーという形でプログラムを応援していただくことも可能です。詳細は本案内をご覧の上、お問い合わせください。

 

参加までの流れ

① 説明会への参加(任意)

まず話をきいてみたい、質問したいという方は、お気軽にZoomでの説明会にご参加ください。説明会申込みはこちらのフォームから。

開催日時(随時更新)

  • 6月17日(土)AM11-12時
  • 6月28日(水)12-13時
  • 7月2日(日)AM11-12時
  • 上記以外の日時でご希望の方は、ご都合のよい日時を上記フォームでお知らせください。

② 参加への関心を表明: 先着順。7月24日(月)一次締切、8月14日(月)最終締切

参加に関心がある方とは、お互いの理解を深めるため、World in Youスタッフとの個別面談を行います。このため、参加に関心がある場合は7月24日(月)までにお問い合わせフォームからお知らせください。なお、参加確定者人数が定員に達した時点で、募集を締め切らせていただきます。

③ 個別面談

参加への関心を表明いただき次第、8月中旬までにWorld in Youスタッフとの個別面談を行います。

④ 本申込: 先着順

個別面談後、最終的に参加の意思が決定次第、本申込をしていただきます。

⑤ 参加費のお支払い

1回払いまたは分割払い。

 

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こちらのフォーム からお問い合わせください。

 

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