ガバナンスというと、統治や管理監督をイメージする方も多いと思います。ただ、ボードをはじめとするガバナンスの仕組みは、単に不正を防ぎリスクをマネジメントするだけでなく、より良い社会づくりに人々が力を発揮しあう場・メカニズムとしてとても重要だとWorld in Youでは考えています。(参考:『非営利組織のガバナンス』リチャード・P・チェイトら著、山本未生/WIT訳、英治出版、2020年)

多様な人々がその視点やリソースを、組織の意思決定やミッション実現に活かし、社会的価値を創出するガバナンス (Governance for Impact) を探求・実践していくことを私たちは目指しています。

◆Governance for Impactインタビューシリーズ

ボード&ガバナンスの事例や知見の蓄積・発信を通じて、社会的ミッションを持つ組織のGovernance for Impactの実践と探求に寄与したいと願い、対談インタビューや研究をはじめました。

第1回目のゲストは、『ティール組織』『すべては1人から始まるービッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力』の翻訳出版メンバーであり、様々な組織開発に携わりながら、組織や社会の進化を探究されている嘉村賢州さん。

賢州さんご自身の関わる組織におけるガバナンスを始め、TEAL組織におけるガバナンス、またガバナンスにおけるソースの役割についてなど、さまざまな角度からお話を伺います。

 

◆日時: 4/17(月)12:00-13:00(日本時間)

◆目的: ゲストスピーカーが関わっている組織におけるガバナンスを始め、TEAL組織におけるガバナンス、またガバナンスにおけるソースの役割などを伺いながら、社会的価値を創出するガバナンスについて探求する。

◆形式: Zoom(リンクは下記フォームよりお申込いただいた方にお送りします。)

◆申込: こちらのフォームからお申込ください。

◆参加費: 無料

 

【ゲストスピーカー】
嘉村賢州さん

〇 場づくりの専門集団NPO法人場とつながりラボhome’s vi 代表理事
〇 東京工業大学リーダーシップ教育院 特任准教授
〇 「ティール組織(英治出版)」解説者
〇 コクリ!プロジェクト ディレクター(研究、実証実験)

集団から大規模組織にいたるまで、人が集うときに生まれる対立・しがらみを化学反応に変えるための知恵を研究・実践。研究領域は紛争解決の技術、心理学、先住民の教えなど多岐にわたり、国内外を問わず研究を続けている。実践現場は、まちづくりや教育などの非営利分野や、営利組織における組織開発やイノベーション支援など、分野を問わず展開し、ファシリテーターとして年に100回以上のワークショップを行っていた。2015年に1年間、仕事を休み世界を旅する中で新しい組織論の概念「ティール組織」と出会い、今に至る。昨年10月には『すべては1人から始まる――ビッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力(英治出版)』を翻訳出版した。

 

【ホスト】
山本未生(World in You代表)

国境やセクター、世代などの境を越え、一人ひとりが社会を良くする一歩を踏み出しあうChange-making communitiesを人生のビジョンに活動。大学時からソーシャルとビジネスセクターの橋渡しに関心を持ち、社会起業家との協働・支援(SVP東京)、住友化学、McKinsey & Companyを経て、2011年東日本大震災を機にWIA(その後WIT、現World in You)を共同設立、2013年より代表理事。日本のソーシャルイノベーションを海外に広める動きも行う。システムコーチング®応用コース修了。2005年東京大学教養学部総合社会科学科国際関係論過程卒業。2013年MITスローン・スクール・オブ・マネジメントでMBA取得。ボストン在住。

 

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