ボードフェロープログラム
ボードフェロー
プログラム
社会にインパクトをもたらすリーダーシップを発揮する。

ビジネスリーダーと非営利組織の経営者が、社会課題解決事業の経営について本質的な議論・協働を行う、6か月間の実践型プログラム

本プログラムの対象

with SOCIAL

with SOCIAL

多様なセクターのリーダーたちと経営を議論し共創関係を築く

with BUSINESS

with BUSINESS

非営利組織の経営陣の目線に立ち、役員の視座からリーダーシップを養う

with INDIVIDUAL

with INDIVIDUAL

変革期にある非営利組織の経営課題を議論し、役員を模擬体験する

Programs For SOCIAL Sector

複雑な社会課題を解決するためには、社会の様々な主体が互いの視点・経験・リソースを活かしあうことが不可欠です。そして、そのような複数のステークホルダーと協働しながら課題解決の経験をすることは、これからの時代に、セクターに関わらずどんな人にも必要な、社会にインパクトをもたらすリーダーシップを磨く貴重な機会になります。

社会にインパクトをもたらすリーダーとは、社会に起きる変化をシステムレベルで捉え、組織・セクター・国などのバウンダリー (境界) を越えて人を巻き込むビジョンを描き、チームメンバーが力を発揮できる関係性を醸成し、既存の枠組みにとらわれず、当事者としてより良い世界づくりへ価値を発揮する人だと、World in Youは考えます。

World in Youでは、これまでの経験と非営利組織のガバナンスに関する知見を活かし、2021年より、ビジネスリーダーと非営利組織の経営者が社会課題解決事業の経営についてリアルで本質的な議論・協働を行うことにより社会にインパクトをもたらすリーダーシップを養う、6か月間の実践型オンラインプログラム、「ボードフェロープログラム」を実施しています。

なぜ「ボード」、「ガバナンス」なのか?
ボード(理事会・取締役会)は、組織のガバナンスを担う代表的な意思決定機関です。ガバナンスというと、統治や管理監督をイメージする方も多いかもしれませんが、ボードをはじめとするガバナンスの仕組みは、単に不正を防ぎリスクをマネジメントするだけでなく、より良い社会づくりに人々が力を発揮しあう場・メカニズムとしてとても重要です。(参考:『非営利組織のガバナンス』山本未生/WIT訳、英治出版、2020年)

多様な人々がその視点やリソースを、組織の意思決定やミッション実現に活かし、社会的価値を創出するガバナンス (Governance for Impact) を探求・実践していくことを私たちは目指しています。この探求・実践を共に行っていく仲間として、本プログラムの参加者・団体・World in Youが互いに理事 (ボードメンバー) のような立場で関わることを指して「ボードフェロー」と呼んでいます。

特徴

特徴
1. 団体の代表・経営陣と共に、団体の転換期に当事者として向きあう
社会課題解決に取り組む団体の代表・経営陣と同じ視座に立ち、団体が重要な転換期を経て次のステージへ進めるよう、半年間にわたり、外部理事のような立場で共に考え、意思決定に貢献することにより、当事者としてトップリーダーのマインドや想いを培う。
2. バウンダリー (境) を越えて、多様な仲間と強みを活かしあう
組織やセクターなどの境界を越えて多様な参加者と協働することは、自らの強み・弱みを再発見することにつながり、コミュニケーション力も養われる。互いの強みを活かして価値を出す実践を積む。
3. 社会課題や組織を「システム」として捉える
近い社会的テーマを掲げる複数の団体と共に取り組み、社会課題、解決アプローチや組織を多面的に把握するフレームワークを学び応用することで、複雑な社会課題をシステムとして捉える。この視座は、より実効性・インパクトのあるソリューションにつながる。
4. リアルで現在進行形の社会課題、団体の課題に取り組む
今ここで起きている社会課題や、その解決に取り組む団体が直面しているチャレンジを、当事者としてどう取り組んだらよいか、頭やロジックだけではうまくいかない難しさも含めて扱う。
5. 社会を良くしていきたい仲間との生涯の繋がり
半年間をかけてお互いを理解しあい、議論を重ねるからこそ、オンラインであっても、志を重ね合う仲間と出会える。プログラム後も、団体の理事やアドバイザーになったり、企業と非営利団体との連携を進めるなど、長く続く関係性の基礎を築く。

プログラム構造

プログラム構造

プログラム期間中は、参加団体・企業・個人・World in Youが、互いの団体と取り組むイシュー (社会課題) に対して、ボードメンバーであるという意識に立ち、それぞれが参加団体の外部理事のような役割を経験していきます。これによって、団体の経営や取り組む社会課題の全体像を自分ごとで捉えあい、半年のプログラム後も協働する関係性が発展していくことを意図しています。

これを可能にするために、①お互いを全体性から理解する共感にもとづく関係性、②経営という抽象的な議論を行う知識とスキル、③社会課題や解決アプローチへのシステムレベルでの理解を醸成することをプログラム前半 のフォーカスとし、プログラム後半はこれらをベースに、創発的な協働へと重点を移していきます。

実際の協働のアクションは、半年という短い期間ですぐ実行可能であったり結果が出るものだけではなく、長期的関係性の中で有機的に起きていくものも重要だとWorld in Youでは考えているため、6か月間のプログラム終了後も、参加者・団体・企業とのコミュニティを維持し、関係性の発展に伴走していきます。

内容

  1. 1

    全体セッション(月1回)

    社会的ミッションを持つ組織の経営やガバナンス、社会課題の捉え方やソリューションなどについて、レクチャー・グループワークなどを通じて学びます。
    プログラム詳細は、募集要項開催報告もご参照ください。

  2. 2

    参加団体の模擬理事会(月1回)

    各団体が経営課題や持ちより、お互いの視点や強みを活かして、議論を深めます。各団体の仮想理事会のような位置づけです。(テーマ例:事業モデルの見直しなど)

  3. 3

    個人がテーマオーナーとなるサブセッション

    参加者個人が関心のあるテーマを持ちより、お互いの視点や強みを活かして、議論を深めます。(例:リーダーシップなど)

  4. 4

    講演会・対談イベント

    社会変革、ボード、ガバナンス、リーダーシップなどに関するスピーカーを国内外より招き知見を深めます。

  5. 5

    プログラム後

    半年間の学びや出会いを活かしながら、長期的関係性の中で有機的に起きていく協働アクションや関係性の発展に伴走します。

Testimonials

  • 多様な人々が当たり前に混ざり合い、それぞれの個性を尊重する。誰も取り残さない社会のために、社会問題へのNPOの取り組み・視点を自分事として学び、行動できる人が、このプログラムを通じて増えることを期待しています。
    安渕 聖司

    安渕 聖司
    アクサ生命保険株式会社
    代表取締役社長兼CEO
    Seiji Yasubuchi

  • 昨今、ソーシャルとビジネスの融合が急速に求められていますが、それを支える人材や経験値はまだ大きく不足しているといえます。
    本プログラムはそこを繋ぎ、進化を促す、極めて重要な試みであると期待しています。
    宮城 治男

    宮城 治男
    NPO法人 ETIC.
    前代表理事
    Haruo Miyagi

  • 複雑な社会課題に向き合うリーダーに必要な「ビジョンの内在化」、「エコシステム視点」、「セクターを超えた協働の実践」が全て詰まっている本質的で稀有なプログラム。ここから生まれるインパクトは小さくないと確信しています。
    一木 典子

    一木 典子
    株式会社オレンジページ
    代表取締役社長
    Noriko Ichigi

  • 地域でさまざまな社会課題に取り組み、地道に実績をあげている団体が、よりたくさんの方々に支援やサービスを届けられるように。 ソーシャルセクターとビジネスセクターとの融合をはかることが、そのための大きな推進力になると確信し、期待しています。
    白井智子

    白井智子
    NPO法人新公益連盟
    代表理事
    Tomoko Shirai

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