高度経済成長期に主婦として家庭に入った女性たちは、1980年代頃から社会でも活躍することを期待されるようになりました。しかし、多くの場合において、女性は人生の様々なステージでケアワーク(家事・育児・介護)の大半を担う状況にもあり、仕事との両立に影響を及ぼします。この40年の間に、女性の就労環境はどのように変化してきたのでしょうか?
 
 ダイバーシティ&インクルージョン、女性活躍などが言われる中、これまでの社会や制度の流れや背景を理解することは重要だと考え、シングルマザー支援事業を行うとともに、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科を修了し、現在も、シングルマザー及び女性の働き方/母子世帯の貧困/ジェンダーを研究されている大原さんにお話を伺います。
 
 現在、World in Youではボードフェロープログラムを通じて「多様な生き方やライフステージに合わせて、一人一ひとりが社会で活躍し続けられる女性の働き方」について多様な立場の人がどう協働しあえるか議論を重ねています。本イベントは、ボードフェロープログラムの一環として「女性のはたらく」を豊かにすることへ寄与したいと開催します。
 *大原さんは、「こどもを産んだ後も女性が本来の力を発揮し続けられる社会の実現」をテーマとした2021年度ボードフェロープログラム参加者
 
◆日時:10/14(金)12-13時(希望者は終了後30分交流タイム)
◆形式:Zoom(リンクは下記リンクよりお申込いただいた方にお送りします。)
◆申込:こちらのフォームよりお願いします。
◆スピーカー: 大原康子 一般社団法人ルータス 代表理事
 専門分野:シングルマザー及び女性の働き方/母子世帯の貧困/ジェンダー

◆スピーカープロフィール
大原康子(おおはら やすこ)
一般社団法人ルータス 代表理事

【経歴】
1978年生まれ。神奈川県横須賀市生まれ。中2、小6、小3の三人の息子の母。
出版社で美術専門誌の編集者と広告代理店営業を経験。
出産を機に退職。7年間の専業主婦期間に夫が他界しシングルマザーとなる。
2015年 フリーランスとして独立/母親を中心とした制作チーム代表就任
2019年 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科入学。研究テーマは「シングルマザーの経済的自立―企業専従しない働き方の可能性―」
2021年 11月 女性の働き方を支援する「一般社団法人ルータス」設立 代表理事就任
2022年 3月 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 修士課程終了

【専門分野】
 シングルマザー及び女性の働き方/母子世帯の貧困/ジェンダー